ピラミッド・タウンを発掘する(河江肖剰)
p84まで読んだ
しつこい痛みは「日記」で治る(笠原諭)
p23
体には疼痛抑制機構があり、「楽しいこと」「夢中になれること」をやると、交感神経と副交感神経のバランスがとれて自律神経が安定する。そうすると痛み伝達神経のゲートが閉じて痛み情報の伝達が制限される。
p51
強いストレスは、痛み信号を伝わりやすくしてしまう。
そのストレスを取り除くために、自分の行動を見つめ直すのが「痛み解消日記」。
p54
書くことは「日付」「出来事」(客観的に)「感情」「行動」
p60
2週間たったら振り返りを行う。
「感情」と「行動」のギャップがないか(例:「ムカついた」のに「謝った」)
ギャップがストレスになる。
自分の感情と行動のギャップに気づいて、次はどうしよう、という「チャレンジ」を書く。
これまでと違ったことを試してみる。
振り返りをすることで、自分の望む行動が見えてくる。
いい方向に行動できたときは花丸をつけてほめてあげる。
こういうのを「オペラント学習」という。
p68
自分の知らない自分の中核信念「スキーマ」を知る。
中核信念(自分は価値のない人間だ)がルール「人に弱みは見せられない」になっている。
そこでルール「人に弱みは見せられない」に反する行動をとってみる。身近な人から状況を話す(段階的暴露療法)。
p74
3つのステップ
1.考え方や行動のパターンを知る(感情と行動のギャップに気づく)。
2.ギャップから、自分が回避していることを知る(行動のルールを見つける)。
3.ルールに反する行動をしてみる。
回避しているものは何かを探ることが、痛みの治療にとって重要。
他人との衝突を回避していると、その場は良いが、ストレスを溜め込んで、痛みになる。
p76
痛みで何もできないときも「激痛で何もできない」「日記も書けない」だけでも書いておく。
痛みが出るのは、どういうときか、誰と一緒にいるときか、どんな状況が苦手か見えてくる。
p80
60秒以内にメリットかデメリットがあるとき、行動は変わる。
ダイエットで甘いものを控える→ご褒美の印をカレンダーにつける。
p82
トークンエコノミー法
小さな達成感とごほうび……10回運動したら1回ステーキを食べに行く
p93
先行刺激
夕食を食べたら日記をつける
寝る前に日記をつける
日記をつけたら500円貯金する(逆に返してもらうでもよい)
p97、p116
バーンズ博士「いやな気分よ、さようなら」(星和書店)
”認知のゆがみ"10パターンと対処法
1.全か無か
目標を小分けにする
プロセスも重要と考える
60点を目標にする
2.一般化のしすぎ
1日の仕事のうち失敗が30分、としたら残りの7時間30分は失敗ではない
3.心のフィルター
自分の長所、プラス面を意識する
4.マイナス化思考(できても「たまたま」「これくらい当たり前」と考える)
朝起きたら散歩に行く、食事をしたらストレッチをする
カレンダーに○をつける
5.結論への飛躍(先読みしすぎ)
逆の立場で考える
友達に相談する
「迷惑をかけるかもしれないけど行ってもよいか」と聞く
6.過大解釈、過小評価(自分だけが苦しい)
ほめられたことを日記に書く
7.感情的決めつけ(痛いから動けるわけない)
8.「べき」思考
悪い習慣をやめるために、実行できそうな目標から挑戦する。
9.レッテル貼り
ダメ人間
→なぜダメ人間なのか
→休職しているから
→復職に向けた方策を練る
10.非難(自分へ/医者へ)
他人を非難する
メリット15点(スッキリする)
デメリット85点(関係が悪くなる、自分が疲れる)
メンタルではない、と思う患者のほうが、ストレスの把握が苦手であることが多い。
p104
認知のゆがみ≒熱
中核信念(スキーマ)≒病気
この中核信念(スキーマ)を行動によって崩してしまう。
p106
中核信念(スキーマ)=私は価値のない人間だ
ルール=「人に弱みは見せられない」
うまくいっているうちはよいが、うまくいかなくなると中核信念が出てくる=私はダメだ
認知のゆがみ=べき思考、全か無か
完璧にやらなくても恐れていたようなことは起こらない
p110
下向き矢印法
「なぜ」を繰り返す方法に近い?
p113
日記からルールを見つける
「○○すべきだ」「○○しなければならない」
「もし○○(事実)だったら、○○(否定的な捉え方)だ」
「○○するなんてとんでもない」
p126
痛みをこじらせる人は、自己主張できない人が多い
Cさんの例
中核信念(スキーマ)=私は人に迷惑をかける存在だ
「自分の意見を言わない」
謝るという回避行動はむしろ逆効果のこともある
p140
相手の立場に配慮しながら、自分の気持ちをきちんと言葉で伝えることが重要
(アサーティブ)
p144
「アイ・メッセージ」
×どうしてあなたはやってくれないの?
×やるといったのはあなたじゃないの?
×約束を守らないあなたはルーズだ
○私は約束を楽しみにしていたので残念だ
○あなたがやってくれると私はうれしい
○約束を守ってくれると私は助かる
p153
Fさん(50代女性・線維筋痛症)
行動
娘に「仕事がんばってね」
夫に「私に代わって家事をやってくれて助かる」
思い
娘が就いた職業が気に入らない
夫の帰りが遅いことが気に入らない、娘の就職を翻意させないのが気に入らない
問題の根っこを隠している
p154
痛みと罪悪感の奇妙な関係
患者:痛みを訴えることで罪悪感を免れる
家族:サポートをすることで罪悪感を免れる
p158
なくしてしまえ、と脳が命令すると、かえって考える頻度が上がる。
痛みをなくすことを目標にするのは逆効果
p160
新幹線で他の乗客がうるさい→受け入れると自分の仕事ができる
アクセプタンス(ウィリングネス)
「ACTのためのワークブック」(星和書店)
嫌な来客を欲することはできなくても、歓迎することはできる。痛みも同じ。
p165
言葉の呪縛から自由になる方法
1.宣言する(コミットメント)
「毎日ウォーキングをする」
「家族に対する回避行動をやめる」
2.ネガティブワードのちからを弱める
「痛い」→「『痛い』と私は考えた」客観化
「ダメ人間だ」→「ダメニンゲンダメニンゲンダメニンゲン……」音の集まり化
(20秒から45秒で効果あり)
p177
解決できること(生活習慣)とできないこと(痛みや憂鬱な気分)を分けて考える
栞:戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門(橋爪大三郎)
p20(適宜略)
日本は、戦争だと認めたくなかった。中華民国は、戦争だと認めたくなかった。双方の思惑が合致した結果、戦争ではなくて「事変」。後世の歴史家が、日中戦争とか十五年戦争とか、勝手に呼び変えてもらっては困るのである。
中華民国側もそうだったのか。
p22
内乱の場合は、負けた側を捕虜とすることができない。生かしておいても仕方がない。そこで、みな殺しにしてしまうということも起こった。
なるほど。戊辰戦争は戦争ではない、か。
p52(適宜略)
イスラエルの民は、女も子どもも住民をひとり残らず殺害し、エリコを焼き払って、破壊し尽くした。神に対する献げもの(ホロコースト)という意味である。奴隷としたり妻としたりしたのでは、百パーセント神のために戦ったのではなかったことになる。
p62
メギドの丘(ハルマゲドン)
!!!
地名か。関が原か。
p70(適宜略)
(キリスト教会は)西ヨーロッパ中世に無数に存在する領主権力を、どれもすべて正当であると保証することができる。
破門された領主は、統治を継続できなくなる。
キリスト教徒を奴隷とすることを認めない。
奴隷の件は見落としてた。
p77(適宜略)
中国だけでなく、インドやイスラム世界にも、中世にあたるものはない。
日本には中世がある。
律令制は長く持たなかった。
p108(適宜略)
『戦争と平和の法』は、自然法の思想に立脚している。古いと敬遠する向きがある。けれども、今日でも有効な考え方だ。
主権国家のほかにも、私人や山賊など、さまざまな主体を幅広く論じている。
非対称戦争について考える際の拠り所。
p162(適宜略)
動員をかけることによって、陸軍の兵力は、通常よりも増加させることができる。
海軍はこれができない。
特攻隊も本来はあり得なかった。
p166
わが国の海上自衛隊に、護衛艦という艦種がある。駆逐艦のことである。
ただし、最近は、イージス艦やヘリコプター空母のような、どうみても巡洋艦や航空母艦としか思えないものまで、護衛艦に分類されている。
言い換えだよなぁ
p178(適宜略)
《戦争の場合の「防御」(defence)という言葉には、二つの考え方が含まれている。受動的防御と敵を攻撃するディフェンス。海軍は攻撃的防御の特権を有する。》
マハンに従えば、真珠湾攻撃は攻撃的防御の一例にほかならない。
マハンの防御の範囲もいまいち分からないし、宣戦布告との関係も分からない。
p194
ここのマハンはなんとなく後知恵くさい。地震は予知できていた、みたいな言説に似た印象。
p216(適宜添削)
(フランス風の)鎮台は、いわばゾーンディフェンスで、要塞に結びついている。それに対して(ドイツ風の)師団は、野戦型で、どこにでも移動して戦う。
今でも「駐屯地」。
p230
ユダヤ人フリッツ・ハーバー博士は窒素肥料でノーベル化学賞。彼が発明した殺虫剤ツィクロンBが、彼の死後収容所でユダヤ人殺害に使われた。
p236
ドイツが使用した無敵の暗号「エニグマ」を解読するイギリスの、アラン・チューリングの活躍を描いた映画『イミテーション・ゲーム』(二〇一四)は、一見の価値がある。
チューリング法ってあったなぁ
p254
日本軍は、重慶に、無差別爆撃を加えた。またのちに、オーストラリアの都市(アデレードなど)にも、無差別爆撃を加えた。規模は小さいとしても、日本が先に、無差別爆撃を加えたことに間違いない。連合軍が、その報復に、日本の大都市に無差別爆撃を加えたという理屈である。
どういう戦略的価値があるかも疑わしい爆撃を、戦術的に可能だからと実施してしまった日本軍の認識の甘さを、実に残念に思う。無差別爆撃が戦時国際法に違反することを真剣に認識せず、報復によって日本の大都市が灰燼に帰する可能性にも思い及ばなかったのだとしたら、軍人として失格である。
日本が無差別爆撃をしなかったとしても、日本の都市は連合軍にやはり爆撃されたであろう。だがそれは、また別の話だ。
うーむ。
p265
1975 ソ連が東欧に新型ミサイル配備→西欧がアメリカの核の傘(報復)に疑念を抱く→反核運動→核軍縮へ。
北朝鮮が核攻撃能力を持つと反核感情と核武装論が同時に起きるかもしれない。
p275(適宜添削)
(第二次世界大戦後の世界平和の)基礎は、広島、長崎で惨禍をなめた、数十万の人びとの犠牲である。これらの人びとの悲惨な状況を、世界が知ることができたから、核戦争は食い止められた。
このように考えるなら、「過ちは繰り返しませんから」という言い方は、とてもよくない。生き残った者に、このような傲慢な言葉をのべる権利はない。「皆さんの犠牲があって、わたしたちは生きていられます。感謝します、忘れません」でなければならない。
うーむ、うーむ。
p280(適宜添削)
一九四一年、内閣のもとに総力戦研究所が設けられて、対米開戦のシミュレーションをした。どう転んでも日本は敗れる、というものだった。猪瀬直樹氏の『昭和16年夏の敗戦』
読もう。
1940年8月の閣議で設置決定……誰の内閣?
p285(適宜添削)
なぜ、近代的な軍隊の兵士には考えられない自殺行為や玉砕が、日本軍には起こるのか。
ひとつの理由は、日本の軍隊が、天皇の軍隊であることだ。
ソ連の赤軍は、共産党の指揮に従う。中国の人民解放軍は、中国共産党(の軍事委員会主席)の指揮に従う。こうした体制は、立憲制と相容れない。
捕虜になるならむしろ自決しなさい、は日清戦争の時代から日本軍の伝統だった。
日本軍は戦時国際法の教育義務を怠ったばかりか、積極的にそれとは違ったルールを教育したのである。
司馬遷の言葉を軍人勅諭は改竄した(死は鴻毛より軽し)。
ふむふむ。
p300(適宜添削)
旧陸軍の『統帥綱領』では、戦闘でも、追撃でも、山地でも、上陸作戦でも、どしどし毒ガスを使え、と推奨している。とんでもない書物と言うべきだろう。
うわぁ……
p302
もしも日本が、アメリカより先に原爆を手にしていたなら、ためらいなく使用したことだろう。『統帥綱領』をみるなら、そうとしか考えられない。
うむ。
p312
テロに適用される法律は、戦時国際法である。これによれば、テロリストは戦闘員資格がない。ゆえに、違法である。
「非武装中立」という議論があったころ、実際に占領されたら、あなたはどうするのかという議論があった。ある人は答えた。忍び寄ってナイフで刺します。市民が軍人をナイフで刺したりしたら、国際法違反になって、その場で処刑されてしまっても文句は言えないことを知らないのだ。
ハーグ陸戦法規は、戦時国際法を、軍人だけでなく一般市民にも、しっかり教育しておくことが、前提となっている。戦前も、戦後も、わが国の学校教育はこれを怠ってきた。戦時国際法に違反している。
もっとも日本人は、もともと戦時国際法を守らない(守れない)のではない。教育されると、きちんと守れる。
(山縣有朋か自決を指導した)日清戦争では、相手が清国だった。日露戦争は、ヨーロッパ列強の一角であるロシアを相手にした戦いである。日本は、不平等条約の改正を念願にしていた。欧米諸国に、日本には十二分に、戦時国際法を遵守する能力があると印象づけたかった。
そのため、指揮官や兵卒にいたるまで、国際法の教育が行き届いていた。日本軍の戦いぶりは、西側諸国の称賛を受けている。
東郷司令長官は、佐世保の病院にロジェストヴェンスキー司令長官を見舞って、懇切な言葉をかけている
講義テキストであるがゆえの気の緩み?この時代、西側諸国という括りはないはず。
それはそうと、昭和十年代に戻りたい右派には同調できないが、日露戦争の頃に戻りたい右派の気分はわかる。司馬遼太郎恐るべし。
p334(適宜添削)
自動小銃やロケット砲が、自動的にテロを起こすことはないが、戦闘ロボットは、自動的にテロを引き起こせる。
戦闘ロボットは、そんなに高価でない。きわめて小型のものも、開発されるはずだ。頭の痛い、新たな危険の始まりである。
新約聖書のヨハネ黙示録に、戦闘ロボットを思わせるいなごが登場する。
このいなごは、《額に神の刻印を押されていない人には害を加えてよい、と言い渡された》(9章4節)のだから、神の意思によって行動する天使の軍勢であろう。しかし、黙示録のほかの箇所もそうだが、天使の軍勢は、悪魔の軍勢ではないかと思うほど、凶悪で暴力的である。
戦闘ロボットがうみだす戦争の時代は、ヨハネ黙示録の描く終末の世界と、似通っている。
p339
人類はこれまで、戦争とともに歩んできた。戦争を克服し、平和に生きる希望を持つためにも、戦争の知識は必要だ。戦争を、社会の中のノーマルな出来事として、みつめよう。それを、普遍的な(=誰の耳にも届く)言葉で語ろう。そう、「戦争の社会学」を身につけよう。
趣旨は全く同意。ただ、戦争自体の是非は問うていないが、国際法に照らして戦争中の行為の是非を問うのは、社会学の範疇なのか、よくわかっていない。
栞:「日本スゴイ」のディストピア(早川タダノリ)
この時期にも「参議院」という言葉があったんだ。
p80(「決戰體力の目標」)
検定の基準はというと、例えば男子ではーー
百米走 十四秒以内(上級)(中略)
手榴弾投げ 四十五米以上(上級)
手榴弾投げって……。
p80(「決戰體力の目標」)
彼(柳澤利喜雄)は一九三八年(昭和十三年)から日本人の出生率が急激に低下していることについて危機感をあらわにしてこう述べている。
p136
一九四一年(昭和十六年)十二月に国民勤労報国協力令が施行され、十四歳以上二十五歳未満の「未婚」女性に、年間三十日以内の勤労奉仕が義務付けられる。
昔も今も女は大変。産めよ、働けよ、と。
p85
「子供のうちから翼賛選挙実習」
奈良市立済美国民学校では時局に応じて一歩を進め、翼賛級長選挙を行って大きな効果を上げています。この選挙では先生が推薦候補者五名を出して学童にそれぞれ級長、副級長に当選させるという仕組みで朗らかな学園新体制を確立しています。
残り三名かわいそう
p93(「女性非常時読本」)
我が国では一般に、桃の節句、端午の節句等には各家庭で餅をついたり、馳走をしたりしてお祝ひする風習になつて居ります。然るに国家の祝祭日たる四大節や八祭日には正月の四方拝を除くの外、家庭では何らの行事をもなさないのが普通の状態であります。これは国民として本末転倒して居るのではありますまいか。
日本の伝統ってなんだろう?
p122-123(「写真週報」第51号)
混雑を
二倍に揉み合ふ
我れ勝ち組
車内に持ちこんでよい荷物の大きさは網棚にのせられるか又は腰掛の下に入れられる程度のものに限られてゐます。こんな大きいトランクなどは勿論チエッキで托送すべきです
チエッキ(チッキ)って、専用の荷物車を連結したのかなぁ?
p141(「働く女性の力」)
心の隙をつくるな
(前略)一時よく電車の中などで、若い女性にいたづら(原文は傍点、以下同様)をする男がありました。(中略)さういふ下劣きはまるいたづらをする男子には、大いに反省を促さねばならないと思ひますが、また、一面、さういふいたづらをされる女性にも、それだけの手落がなかつたとはいへないでせうか。(略)如何に身動きのならぬ満員電車の中であらうとも、そのやうないたづらをされるのは、やはり女性の方にもそれだけの隙があつて、その隙につけこまれたのだと思ひます。
昔も今も変わらない……。
きっぷホルダーと地図が一体で便利な、都営交通105周年記念一日乗車券 「Toei 1 Day Pass」
0.都営交通では通年で「都営まるごときっぷ」(700円)を発売している。
1.その記念デザインバージョン「Toei 1 Day Pass」が6つの駅の券売機で発売中である(浅草駅、巣鴨駅、馬喰横山駅、都庁前駅、新宿西口駅、大門駅)。
※各駅ごとに1,750枚ずつの限定発売。
2.そして、その記念デザインの「Toei 1 Day Pass」(700円)を持って駅長事務室に行くと「都営バス地下鉄マップ」がもらえる。さらにスピードくじをひくことができる。
さらっと書いたけど結構入手まで面倒だった(笑)。
A.ポスターをみて「都営バス地下鉄マップ」を希望者に配布しているものと勘違いした。
B.キャンペーンを理解したあと、新宿西口駅の有人改札内側から「実はもうここまで都営まるごときっぷでやってきたのだが」と申し出たら、
「一旦改札を出て券売機で通常どおり都営まるごときっぷを買ってきてほしい、そうすれば700円を払い戻す」と案内された(便宜措置か正規の取り扱いかどうかは不明)。
C.改札を出て「Toei 1 Day Pass」を購入し、再び改札に入って通常の「都営まるごときっぷ」分の返金を受け、駅長事務室に向かった。場所はD2出口のそば。
D.ようやくお目当ての「都営バス地下鉄マップ」をゲット。このコンパクトなサイズときっぷホルダーがうれしい。
E.広げると、都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナーの全線全駅と、主要都営バス路線が1枚に掲載されている。地図をあきらめて、携帯性をとった判断。
F.裏返すと英語版。
G.折り方に特徴があり、きれいにたためる。「ミウラ折り」というそうだ。
H.スピードくじに挑戦するも外れ。
I.残念賞?以前のノベルティをいただいた。
クリアファイル1枚目(表)
クリアファイル1枚目(裏)
クリアファイル2枚目(※きっぷを2枚購入し、2枚とも外れました(笑))
袋までいただいちゃいました。ありがとうございます。
駅ごとに在庫が決まっているようなので、入手希望の方はお気をつけて。
「都営交通105周年記念一日乗車券」の発売について | 東京都交通局
成田エクスプレス40号の進路違い
(2016年8月10日に追記)
2016年7月29日18時半頃に、成田エクスプレス40号大宮行きが誤って大船方面に向かう事象が発生した。
この日、成田エクスプレス35号成田空港行きが途中で飛び込みによる人身事故に遭遇している。成田方面の先頭車が大きく凹んだ。
その折り返しの40号、運休になってもおかしくないのに、JR東日本とは思えないほど柔軟な対応をとろうとした。
対応はほぼ成功しかけたのだが、最後に思わぬ失敗をしてしまった印象である。
成田空港から都心に向かう成田エクスプレス号は、前半分の車両が横浜・大船方面、後半分の車両が新宿・大宮方面に向かうことが多い。東京駅で分割するのである。
事故車は都心に向かって一番後ろなので、そのままでは大宮に行ってしまうが、この車両は大船所属なので、この日だけ前後の車両の行き先を入れ替えようとした。
しかし、何らかのミスで設定変更がうまく伝わっておらず、いつものように前半分の車両は品川の横須賀線ホームを通った後、分岐点をとおって横浜・大船方面に進入していまった。
この場合、運転士も非を問われると思う。
列車の運転士は進行方向を制御することはできないが、間違った方向に進みそうなときはブレーキをかける義務がある。なかなか大変な仕事だと思う。
最初は漫然と運転していたのかと思ったが、運転士も順序変更は当然知っていたはずだ。
いつもと違うことをしているときは、人間は慎重になるだろう。
分岐点には「赤・黄・緑」の信号機が2組あり、進行方向は「黄」か「緑」、もう一方の方向は「赤」となっている。
ただし、場所によってはその信号機が見づらいので、手前に「進路予告機」というものがあるのだが、これは「赤・黄・緑」ではない。
誤進入が発生したのは18時半過ぎで、この日の日没は18:48。列車は南西に向かう。
推測だが、西日で進路予告機が見えづらく、右カーブ後の分岐器直前の場内信号機を見てブレーキをかけたが間に合わなかったのではなかろうか。
本来の新宿・大宮方面に進む場合
9:28頃から10:19頃までが該当の区間である。
運転士は
(1)進路予告機が右側のみ点灯していることを確認する。この灯火が見えづらかったのではないかというのが私の推測である。
(2)場内信号機が左の「品鶴第一場」が赤、右の「山貨一場」が赤以外(ここでは黄+緑の「減速」)であることを確認する。
(3)分岐器が右方向に開通していることを確認する。
今回のように横浜・大船方面に進む場合
11:17頃から11:55頃までが該当の区間である。
運転士は
(1)進路予告機が両方点灯していることを確認する。
(2)場内信号機が左の「品鶴第一場」が赤以外(ここでは緑の「進行」)、右の「山貨一場」が赤であることを確認する。
(3)分岐器が直進方向に開通していることを確認する。
【追記(2016年8月10日)】
当該列車の車内放送がYouTubeにアップされていた。車掌の肉声放送の部分は日本語だった。
(自動放送に続いて、5分39秒から車掌の肉声で)ご乗車ありがとうございます。成田エクスプレス40号 大宮・大船行きです。
本日、車両の都合によりまして、一番先頭が7号車。7号車、8号車、9号車、10号車、11号車、12号車。12号車の後ろに1号車から6号車を連結しております。
本日、車両の都合によりまして先頭が7号車。7号車から12号車まで。12号車の後ろに1号車を連結しまして1号車から6号車までとなっております。
行き先につきましては、ご利用いただいております号車そのまま、7号車から12号車が渋谷、新宿方面大宮行き、後(あと)より1号車から6号車までが横浜方面大船行きとなっております。
車両の号車番号変わりまして、ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけしております。各車両、ドア付近にございます号車番号案内、よくお確かめの上、ご利用いただきますようお願いいたします。
本日、車両の都合によりまして、号車番号が変更となっております。号車番号の順番が変更となっております。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけしております。
次は東京、東京です。
また、武蔵小杉駅で打ち切りになったときの模様も。
「大宮行き」の表示の成田エクスプレス40号が武蔵小杉で運転打ち切り。
表示が「回送」になった。
車内で戸惑っているような外国人旅行客の姿と、車掌に抗議する日本人客の声が聞こえる。
0:50頃から
乗客?「誘導してあげないとさぁ」
車掌?「はい、はい」
乗客?「こんな外人の方全然分かんないよ」
1:12頃
3番ホームの案内が「全席指定 回送」に
1:30頃
自動放送「むさしこすぎ~、むさしこすぎ~」
上り湘南新宿ライン到着か。
1:38頃から2:06頃まで
スーツケースをもった外国人旅行客?が上り湘南新宿ライン普通車に乗り込む。
「業務放送、業務放送…(そのあと聞き取れず)」
「ハイ了解しました。特急成田エクスプレスからご乗車になるお客様います。この列車少々停車いたします」
「This train, this train」
2:56頃
「○○ないですか~」
3:23頃
「お待たせいたしました。4番線から湘南新宿ライン、高崎線直通、快速、籠原行き発車いたします」
4:10頃
湘南新宿ライン発車。車内にはロングシート車に立っている外国人旅行客の姿が見える。列車が混雑していなかったのが不幸中の幸いか。
5:14頃
「クロE259-1」の文字が見えた。