日本はどんな国になり、日本の新聞はどんな新聞になったか

映画「永遠の0」

2013/12/21 公開

 

都知事選が終わったので、心置きなく、2月11日に映画「永遠の0」を観てきた。

 

原作本を読まず、かかりつけの病院の待合室で全5巻のコミックを4巻まで読んだという状態(しかも最終巻は置いてない!)で鑑賞。

 

映画としては十分に満足できた。

戦闘シーンと回想シーンの配分も私にはちょうどよかった。

特攻がことごとく失敗するのが見ていて辛かったが、これでよかったのだと思う。

ラストシーンは蛇足感が残るが、終わらせどころが難しいだろうな、とは予想していた。

 

映画を見た後で、原作本をKindleで探したが、それはなかったので、ブックオフに行った。

無論、映画≠コミックなのは当たり前だが、一シーンだけは改変が気になったので、原作を確認しにいった。

その結果、そのシーンは映画≠コミック≒原作であることが確認できた。

 

実は、映画冒頭で製作委員会のクレジットが入ったときに、違和感を感じていた。新聞社が4社もいるのだ。

朝日新聞社日本経済新聞社中日新聞社西日本新聞社

http://www.toho.co.jp/lineup/eienno-zero/credit.html

 

資料協力ならともかく、製作委員会だ。おそらくPR協力したのだろう。

「製作に参加して、コミックのあのシーンを再現するのか?度量あるなぁ、あの新聞社は」と思っていたら、そのシーンが出てこない。

スルーなら大人の事情か、と諦めるが、ひどく薄っぺらなシーンに改変されていた。

ここは物語的には結構重要なシーンだと思っていたので、このシーン改変だけはがっかりした。

 

以下は、細かいチェックとか感想とか。

・孫役の三浦春馬が、序盤で疲れて首こりをマッサージしてたときに使ってた器具が自分の持ってるやつと同じっぽくて吹いたw

 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005O3G052/

・物語は2004年の設定です。

 ・パソコンのブラウザがIE6っぽかった。戻るボタンとか懐かしい。

 ・もちろんディスプレイは4:3。

 ・ケータイはガラケー

 ・自動改札にみんな切符や定期券を投入していた。

  (改札機そのものは新しそうだったが)

 ・「もうあと10年もしたら、語れる人がいなくなる……」

  10年経っちゃたよ……

・実は最初に見ようと思っていたのは「かぐや姫の物語」だった(満席)。

 2月11日的にふさわしいのはどっちだろう。

井上真央、いいなぁ。